【4月1日 People’s Daily】「この数日で、やっと一息つけるようになった。3月15日に機械整備を緑化する土地の地ならしに入れるから、問題にはならないはずだが。」中国北部の内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)包頭市(Baotou)青山区(Qingshan)農業牧畜局の王天理(Wang Tianli)副局長は、最近ずっと提携企業組合の工員に決まった時期までに仕事を再開させるために忙しい。

 2月21日から防疫検査が始まった。この地の林業の職務は農業牧畜局の受け持ちであり、青山区では今年6000ムー(約4㎢)の緑化と生態系修復の工程を行うため、農業牧畜局は速やかに今年の春季緑化事業の準備作業を終えなくてはならない。

 内モンゴルの生態系は全国的に重要な地位を占めており、生態系の建設は煩雑で重い任務である。昨年、内モンゴルでの一年間の植林面積は1363万ムー(約9091㎢)、草を植えられた土地は3210万ムー(約2万1410㎢)で、年度目標を超えることができた。内モンゴル自治区は全地区の林業および草原での諸事業に従事する者を招集してテレビ・電話会議を行い、今年の植林任務の目標を1297万ムー(約8650㎢)、草を植える任務の目標を1500万ムー(約1万㎢)と決定した。

 今年、内モンゴルで行われる草原生態系現状調査は、国指定の「退化する草原における生態系修復の推進拠点」と「草原政策保険拠点」の仕事である。全力で村の緑化・美化と、それぞれの土地に応じて樹木や草花を植え、農地の防護林造設を強化し、緑地面積を新しく100万ムー(約667㎢)増やし、村落における緑化率を30%以上引き上げ、緑化・美化規範村を1000村完成させ、森林集落を300村以上創建することを目指して努力する。

 中国の森林面積とその備蓄は30年間以上ともに増え続け、地球上で最も森林資源が増加した国家となり、恒久的に持続する緑化行動のメリットが得られた。2019年に全国で造林された面積は1億600万ムー(約7万700㎢)、保護育成された森林は1億1400万ムー(約7万6000㎢)、造設された備蓄林は1000万ムー(約6670㎢)以上にのぼる。2020年には1億100万ムー(約6万7300㎢)の造林、1億2000万ムー(約8万㎢)の森林保護育成が計画されている。

 今は国土緑化の黄金期に面しており、計画的に防疫と緑化の仕事をこなすため、国家林業草原局は最近通知を下し、科学的指導とインフォメーションサービス、コミュニケーションを強めるよう要求した。一度は操業を停止した植栽業者の復活と今春の緑化事業で用いる苗の供給、秩序だった国土の緑化を着実に成し遂げるためである。

 気温の上昇に伴って、中国の多くの土地で今緑化ブームが巻き起こっているのである。(c)People's Daily/AFPBB News