【3月26日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ(Gabriele Gravina)会長は25日、8月までずれ込ませてまでも今シーズンのセリエAを終了させることに強い意欲を示した。

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 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、イタリアでは4月3日まですべてのスポーツ大会が中断されている。

 グラビーナ会長は国内ラジオ局のラディオ・マルテ(Radio Marte)に対し、「われわれはセリエAを完了させるためにあらゆる手を尽くす。もし必要であれば、6月30日の後も7月や8月に試合を行えるよう国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)にサポートを求める」とコメントした。

「日程について考えるのはまだ早いが、われわれは前向きに考えなければならない。国民の健康のためにも、この状況ができるだけ早く終わることを願っている」

 グラビーナ会長は前週、セリエAを5月2日に再開したいと希望を明かしていた。リーグや連盟、選手組合、監督、政府当局の代表者による今後についての会議は26日に予定されている。

 グラビーナ会長はまた、中断されているセリエAのシーズン中止と、ユベントス(Juventus)が1ポイント差で首位に立っている現在の順位表に基づいてタイトルを与える可能性を否定した。(c)AFP