【3月13日 AFP】米大リーグ(MLB)機構のロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは12日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による「国家の非常事態」を理由に、26日に予定されていた2020年シーズンの開幕を少なくとも2週間遅らせると発表した。また、オープン戦についても打ち切りが決定した。

 コミッショナーは、MLBの全30球団および選手会(MLBPA)と協議の上で今回の結論に至ったと明らかにし、「この行動を取ったのは、選手と球団、そして大勢の誠実なファンの安全と健康のため」とすると、「MLBは引き続き、シーズン開始まで現在進行中の状況を見極めていく。各球団にはこれからの数日間で、日々の運営や練習に関するガイダンスを伝える」と述べた。

「米東部時間(12日の)午後4時(日本時間13日午前6時)時点で、今後のオープン戦は中止となり、米アリゾナ州トゥーソン(Tucson)で予定されていたワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball ClassicWBC)の予選は無期延期とする」

 米国の主要スポーツが中断されるのは、プロバスケットボール協会(NBA)、メジャーリーグサッカー(MLS)、アイスホッケーリーグ(NHL)に続き、MLBが四つ目のリーグとなった。(c)AFP