【3月8日 AFP】ラグビーウェールズ代表の主将アラン・ウィン・ジョーンズ(Alun-Wyn Jones)が、7日のシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)の試合で自身の股間をつかんできたイングランド代表のジョー・マーラー(Joe Marler)に対する処分を求めた。

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 ジョーンズは今回の出来事が起こった際も称賛すべき自制心を見せたが、統括団体のワールドラグビー(World Rugby)が何らかの行動を起こしてくれることを願った。

「きつかった。できればワールドラグビーに確認してもらいたい」「ジョーは良いやつだし、ラグビーのフィールド上ではいろんなことが起こる」「テストマッチに138試合出てきたから、こちらが反応したらレッドカードを出されるのは分かっていた」

 ウェールズはこの日、イングランドに30-33で敗れて大会3連敗となり、わずかに残っていた連覇の可能性が消滅した。ジョーンズは股間をつかまれたことだけでなく、その後の経緯にもフラストレーションがたまったと話している。

「キャプテンとしては難しかった。主審に何か言っちゃいけないと思ったからね」「僕はあの厳しい判定の場面を見たが、主審は何も見ていなかったし、そのことは問題ない。たくさん映像が残っているし、多くのサポーターが目撃した。ただいらつくというだけだ」「TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)の映像についてたくさん話題になって取りあげられているが、たくさんのことは起こらない」

 試合後、マーラーとどのようにあいさつを交わしたかについては、「握手をして、それで終わりだ」と話している。(c)AFP