【3月6日 AFP】新型コロナウイルス懸念が高まる中、交流サイト(SNS)大手の米ツイッター(Twitter)は5日、規約で投稿を禁止している「非人間的」な表現の対象に、「疾病」を追加すると発表した。

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 ツイッターによると、宗教に基づいた憎悪表現(ヘイトスピーチ)を禁止する規約項目を「年齢、障害、疾病に基づいて(他者を)非人間的に扱う」表現にも適用する。

「わが社はオフラインでの被害のリスクに対処することを何よりも重視している。非人間的な表現はこうしたリスクを高めることが、研究で示されている」とツイッターは説明している。

 新しい規約に違反しているツイートは、改定以前に投稿されたものも削除する方針で、ツイッターはユーザーに違反報告を呼び掛けている。

 規約違反の例としては、病気の人を「周囲の人全てを汚染するネズミ」と表現したり、特定の障害のある人を「人間未満」とみなしたりする投稿を挙げている。(c)AFP