【3月4日 Xinhua News】中国湖南省(Hunan)郴州市(Chenzhou)人民医院南院の3D医学プリントセンターは2日、同省で初めて新型コロナウイルスによる肺炎患者の病巣模型を3Dプリンターで作成することに成功した。臨床治療の指導に使われる。

 同院放射線科主任で3D医学プリントセンター責任者の何玉成(He Yucheng)氏は、肺病変の一般的なCT画像はどれも平面的だが、3D立体模型は患者の動静脈や気管支をリアルに再現しており、立体的に観察でき、診察の際に持ち込んで確認することも可能だと説明。「プリンターで出力した新型肺炎患者の肺病巣模型を医師が利用することで、患者の肺の病状進展を直感的かつ詳しく理解でき、患者に一層綿密で個別化した今後の治療計画を提供できるほか、患者の臨床治療に対する指針の役割も果たす」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News