【2月26日 AFP】新型コロナウイルスの感染が広がる中、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)は25日、大会の準備を「予定通り続けている」とAFPに明かした。その一方で、サッカーJリーグは同日、リーグ戦の延期を発表した。

 7月24日の開幕まで残り5か月となった東京五輪では、多くの選手や関係者だけでなく、無数のファンや観光客の来日が予想されるが、大会関係者は「中止は話し合っていない」「大会に向けた準備を予定通り続けている」と発表した。

 一方でJリーグは25日、パンデミックに対する懸念が高まっていることを受け、すでに発表されていたカップ戦7試合に加えて3月15日までのリーグ戦全試合を延期することを決めた。

 サッカー界では、2700人近い死者が出ている中国がスーパーリーグ(1部)の開幕を延期していたが、感染が中国国外にも急速に広がる中で、24日には韓国Kリーグが開幕を延期し、Jリーグも追随した。

 ウイルスはアジアのスポーツカレンダーをずたずたにしており、気温の上昇に伴って感染拡大のペースは落ちるとみられているが、五輪を前にした日本の今後の状況には大きな注目が集まっている。(c)AFP