【2月26日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は25日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はサージ・ナブリー(Serge Gnabry)の2得点などでホームのチェルシー(Chelsea)を3-0で下し、8強入りに大きく近づいた。

 バイエルンが7-2で大勝したグループステージのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦でも4ゴールを挙げたナブリーは、アーセナル(Arsenal)時代に過ごした英ロンドンでチェルシーを敗退寸前に追いやった。

 アーセナルでは振るわず、ローン先のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)でも全く活躍できなかったが、バイエルンで生まれ変わった24歳のドイツ代表はこの日3分間で2得点をマークし、あと一歩で準々決勝というところまでチームを導いた。

 その後、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がチーム3点目を決めたバイエルンは、83分にはDFマルコス・アロンソ(Marcos Alonso)が退場になったことで数的優位となった。

 一方、アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で行われた2011-12シーズンの決勝で、バイエルンを下して欧州制覇を果たしたチェルシーは、来月18日に同スタジアムで行われる第2戦でこの点差を逆転するには、またしても奇跡が必要になった。

 ナブリーは英BTスポーツ(BT Sport)に「ここには友人が多い。きょうもたくさん観客席に来ていて、彼らが力を与えてくれていたと思う」とコメントした。

「3ゴールを挙げられたことでチームは大きな自信を得るはずだが、第2戦に向けて準備しなければならないし、きょうの結果で安心してはいけない」「昨季、リバプール(Liverpool FC)がFCバルセロナ(FC Barcelona)に勝利するのを目にした。慎重になって集中しなければならないことは理解している」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS