【2月26日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は25日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が同点ゴールを挙げ、敵地でナポリ(SSC Napoli)と1-1で引き分けた。

 ナポリは30分、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)がチームの歴代最多得点記録を保持するマレク・ハムシク(Marek Hamsik)に並ぶ通算121ゴール目をマークし先制したが、60分前にはグリーズマンに同点弾を許した。

 89分にはマリオ・ルイ(Mario Rui)と衝突したアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)に2枚のイエローカードが提示され、バルセロナは1人少ない状態で試合を終えることになった。

 来月18日に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で第2戦を控えているバルセロナのキケ・セティエン(Quique Setien)監督は、「まだホームゲームを残しているということを考えれば、最終的にドローは良い結果」とコメントした。

 ナポリとバルセロナが公式戦で対戦するのはこれが初めてで、今季のグループステージ終了後に就任したセティエン監督とジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督にとってはチャンピオンズリーグでの初采配となった。

 ナポリのガットゥーゾ監督は「彼らはわれわれを苦しめたのではない。楽しませてくれた」「一つの場面でうまくいかず、そのつけを払わされることになった」と話した。

 また、ナポリのキャプテンを務めるロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)は、「勝てた試合だったから少しがっかりしている。(リオネル・)メッシ(Lionel Messi)といった選手と対戦できうれしかった」と述べた。

 メッシは前週末に行われたSDエイバル(SD Eibar)とのリーグ戦で4ゴールを記録し、チームの首位浮上に貢献していたが、この日はナポリの伝説的選手であるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が全盛期を送ったサン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)に初めて乗り込むも不発。チャンピオンズリーグでの通算ゴール数を114点から伸ばすことはできなかった。(c)AFP