【2月25日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はワイルドカード(主催者推薦)のマレク・ジャジリ(Malek Jaziri、チュニジア)を6-1、6-2で下し、2回戦に駒を進めた。

 セルビア代表の一員として男子の国別団体戦ATPカップ(ATP Cup 2020)を制し、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)でも大会最多となる8度目の優勝を果たしたジョコビッチは、今シーズンの成績を14戦14勝に伸ばすなど絶好調を維持している。

 世界ランキング260位のジャジリから7本のエースを奪い、1時間で試合を終わらせたジョコビッチは、「1時間の試合だった。初戦へ向けた想定通りのプレーができた。もちろん、改善できることは常にある」「だが、内容には満足せざるを得ない」とコメントした。

 ジョコビッチは2回戦で、モハメド・サフワット(Mohamed Safwat、エジプト)に4-6、6-4、6-0で勝利したフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)と対戦する。

 4度の優勝を誇るドバイ選手権に4年ぶりに出場しているジョコビッチは「良い形で大会のスタートを切ることができた」と語った。「ここでプレーするのが恋しかった。本当に楽しんでいるし、ナイトセッションも満喫している」

「フィリップはこうした試合でベストなゲームができる。とても力のある選手だから、しっかり準備したい」

 他の試合では、今月に入ってABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2020)と南フランス・オープン(Open Sud de France 2020)で連続優勝を飾った第3シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が、マートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)に6-4、7-5で勝利。

 また、ミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)を7-6(7-2)、6-1で下した第7シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)と、予選勝者のロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に6-4、6-4で勝利した第6シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)も2回戦に進んだ。(c)AFP