【1月24日 AFP】中東エルサレムでアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所の解放から75年を前に行われた追悼式典で23日、チャールズ皇太子(Prince Charles、71)がマイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領を故意に無視したとの臆測が飛び交った。英バッキンガム宮殿(Buckingham Palace、英王室)は臆測を否定し、2人は式典の前に「温かい友好的な会話」を交わしていたと主張した。

 ソーシャルメディアに拡散した動画には、ホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)記念館「ヤド・バシェム(Yad Vashem)」で行われた式典で、チャールズ皇太子が各国の要人らと会話する様子が映っている。

 チャールズ皇太子はペンス氏に近寄ると、いちべつして握手することなく通り過ぎ、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相にあいさつした。

 英公邸クラレンスハウス(Clarence House)は、「皇太子とペンス副大統領は式典が始まった直後に温かい友好的な会話を交わしていたので、改めてあいさつを交わさなかっただけだ」と説明した。(c)AFP