【1月24日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は23日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-2、6-4で予選勝者のハリエット・ダート(Harriet Dart、英国)を下し、3回戦に駒を進めた。

 第1セットを悠々と先取したハレプだったが第2セットは簡単にはいかず、世界ランク164位のダートに抵抗された。3度目のマッチポイントを逃した際には太ももを2度たたいたハレプだったが、最後はダートのリターンがロングになり、4度目のマッチポイントで勝利を収めた。

 今月初め、コーチを務めるオーストラリア出身のダレン・ケーヒル(Darren Cahill)氏につらい思いをさせるたびに、200ドル(約2万2000円)を豪森林火災の救済基金に寄付すると公約していたハレプだったが、試合後にケーヒル氏からどれほどの金額を言い渡されるか考えるのが怖いと語った。

「彼がその金額を数えてるから、尋ねるのが恐ろしい」と冗談めかしたハレプは「最後はちょっと集中を失って、少し危なかった」「プレッシャーの中で戦うのは好きだし、より面白い」「でも試合はなるべく早く終わらせたい」とコメントした。

 前週のアデレード国際(Adelaide International 2020)の一戦で勝利した後、ハレプは「今夜の試合では『たったの』10回だけ」ケーヒル氏にしかられたとして、2000ドル(約22万円)を寄付するとツイッター(Twitter)に投稿していた。(c)AFP