【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は22日、男子シングルス2回戦が行われ、テニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)が7-6(9-7)、6-4、4-6、2-6、7-5で大会第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)を破り、3回戦へ駒を進めた。3時間23分に及ぶマラソンマッチの末に敗れたベレッティーニは、今大会で敗退が決まった最もシードの高い選手となった。

 昨年は全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)で4強入りするなどし、何度も自己最高ランキングを塗り替えたベレッティーニを無念の敗退に追いやったサングレンは、「四大大会(グランドスラム)でのトップ10選手からの勝利は最高だ」「何番目と言い切ることはできないが、今までの勝利の中でも、かなり上の方にくるのは間違いない」と喜んだ。

 サングレンは世界ランクは100位だが、2年前の全豪オープンでベスト8、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)ではベスト16に勝ち残るなど、グランドスラムでの成績が他の大会と比べて良い。

「去年はグランドスラムで良い時間を過ごせた。こういう大会が大好きだ。本当に意味があると感じさせられる数少ない大会だから」というサングレンは、「単に1月の方が体がフレッシュなんだ」と付け加えた。3回戦では同胞のサム・クエリー(Sam Querrey、米国)と対戦する。

 その他の試合では、元全米オープン王者のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が第21シードのブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)にフルセット勝ちし、全豪で4強の経験がある第32シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)はクリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)をストレートで下した。

 一方で第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、対戦相手のフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)がけがで試合前に棄権し、戦わずして3回戦へ駒を進めている。(c)AFP