【1月23日 AFP】サッカースペイン国王杯は22日、3回戦が行われ、1部リーグの強豪FCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)は、セグンダB(3部)の格下に手を焼きながらも、なんとかともに敵地で勝利した。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)を温存し、ベンチメンバーからも外したバルセロナは、ペップ・カバリェ(Pep Caballe)の得点でUDイビサ(UD Ibiza)に先制されたが、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が94分の決勝点を含め後半に2ゴールを奪い、2-1で逆転勝利を収めた。

 バルセロナのキケ・セティエン(Quique Setien)監督は、「ゴールが相手に自信を与えた」とコメントした。「プレーがやや雑で、ボールを相手に渡したことで彼らを勢いづかせてしまった。簡単ではなかった」

 また、レアル・マドリード(Real Madrid)はウニオニスタス・デ・サラマンカ(Unionistas de Salamanca CF)に3-1で勝利。

 負傷と体調不良から復帰したギャレス・ベイル(Gareth Bale)が昨年9月1日以来となるゴールを挙げ先制に成功したレアルは、アルバロ・ロメロ(Alvaro Romero)に華麗な持ち運びから鮮やかな同点弾を決められた。

 しかし、その5分後には相手のオウンゴールで勝ち越しに成功したため、不安を感じる時間はバルセロナより短かった。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、後半に交代したベイルについて「彼は足首を少しひねった」と語った。「重いけがではないと思うが、どうなるかはあす分かる」と話した。

 ウニオニスタスのサポーターは終盤、自分たちのマフラーを誇らしげに振り回し、試合終了間際に金星の望みを絶たれたイビサのファンも、ピッチを後にする選手に拍手を送った。(c)AFP/Thomas ALLNUTT