【1月23日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは22日、第24節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はホームでバーンリーFC(Burnley FC)に0-2で敗れた。

 ユナイテッドはこれがリーグ戦の直近4試合で3敗目となり、オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督にかかる重圧は高まっている。

 本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)に、「グレーザー(Glazer)家が嫌いなら立ち上がれ」というオーナーに関するチャントが響くと、大多数のサポーターは腰を上げた。

 口汚いチャントの中には、エド・ウッドワード(Ed Woodward)副会長に向けられたものもあり、スタジアムにとどまった数少ないファンは、試合が終了するとスールシャール監督や選手にブーイングを浴びせた。

 バーンリーは39分、ペナルティーエリア内で競り勝ったベン・ミー(Ben Mee)の落としを、クリス・ウッド(Chris Wood)がダイレクトで押し込んで先制に成功。さらに後半、ジェイ・ロドリゲス(Jay Rodriguez)がエリア内からバーに当たる強烈なシュートをゴールに突き刺し、バーンリーがリードを広げた。

 トップ4入りすることで、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得を目指しているユナイテッドは、4位チェルシー(Chelsea)と6ポイント差の5位につけている。

 一方トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)の決勝ゴールでノリッジ・シティ(Norwich City)を2-1で下してリーグ戦の連続未勝利数を4試合で止め、トップ4入りへ新たな活気を手にした。

 デレ・アリ(Dele Alli)がチームとして4試合ぶりのゴールを決めて先制したトッテナムは、70分にはテーム・プッキ(Teemu Pukki)にPKを決められ最下位ノリッジに追いつかれたが、79分に孫が腰をかがめながらヘディングを決めた。

 トッテナムは4位チェルシーとの勝ち点差を6にまで縮め6位に浮上したが、またしてもパフォーマンスは創造性を欠き、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督がかつて率いたクラブに追いつける力があることを特段示すことはできなかった。

 他の試合では、3位のレスター・シティ(Leicester City)がアヨセ・ペレス(Ayoze Perez)の2得点などで、ウェストハム(West Ham)を4-1で下した。

 プレミアリーグの得点ランキングで首位に立つFWジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)がけがで途中交代となったレスターは、リーグ戦の連敗を2で止めている。

 レスターのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は、バーディーについて問われ、「この数日間でけがの状態が良くなればうれしい。彼の体調は整うだろう」とコメントした。

「ジェイミーはチームの中心人物だが、成功したいならチームでの戦いが重要だ」 (c)AFP