【1月22日 AFP】ロシア中部のホテルで20日、暖房設備として設置された温水管が破損して熱湯があふれ出し、子ども1人を含む少なくとも5人が死亡した。捜査当局が明らかにした。

 事故は首都モスクワの東約1100キロに位置する、ウラル(Urals)地方の産業都市ペルミ(Perm)の「カラメルホテル(Karamel hotel)」で発生。カラメルホテルは複合住宅の地下で営業していた。

 犠牲者は全員、同ホテルの宿泊者だった。小規模な同ホテルのウェブサイトによれば、シングルルームとダブルルームが計5室ある。

 ホテルが入居する建物の管理会社は、ホテル内には避難経路がなく、破損した熱湯を流す管は1962年製だったと明らかにした。

 ロシアでは熱湯を住宅に供給するための管が路地の下に設置されており、管が破裂した場合には熱湯と蒸気で死亡事故を引き起こすことがある。

 映像は20日撮影・提供。(c)AFP