【1月22日 AFP】エチオピアで20日、大規模な宗教行事の最中に座席エリアが崩壊し、少なくとも10人が死亡、多数が負傷した。

 事故はエチオピア北部の古都ゴンダル(Gondar)で午前8時(日本時間午後2時)直前に発生した。ゴンダルでは毎年100万人以上が集まる「ティムカット(Timkat)」というエチオピア正教会の祭りが行われていた。

 段になった木造の座席エリアには、数百人が数時間にわたり座っていた。ゴンダル大学病院(University of Gondar Hospital)の医師によると、負傷者数は100~150人に上るという。現場から逃げた目撃者らは、大勢の人が押しつぶされたと話しており、犠牲者数はさらに増える恐れがある。

 ティムカットは先月、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage of Humanity)に登録され、国内外から大勢の人が訪れていた。(c)AFP/Robbie Corey-Boulet