【1月20日 AFP】男子ゴルフ、アジアツアーと共催の日本ツアー開幕戦、SMBCシンガポールオープン(SMBC Singapore Open 2020)は19日、シンガポールのセントーサGCセラポンコース(Sentosa Golf Club The Serapong Course、パー71)で最終日が行われ、リオデジャネイロ五輪銅メダリストのマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)が通算18アンダーで優勝を果たした。

 今大会には2016年に行われたリオ五輪のメダリスト3人が出場し、今夏に東京五輪を控える中で状態に注目が集まった。

 優勝したクーチャーに続き、リオ五輪金メダリストのジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)が3打差の2位に入った一方で、同五輪で銀メダルを手にしたスウェーデンのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)は23位に沈んだ。前回覇者のジャズ・ジェーンワタナノンド(Jazz Janewattananond、タイ)が3位となった。

 首位で最終日を迎えながらパー5の7番でトリプルボギーをたたき、勝利を手放しかけたクーチャーだったが、11番、16番、18番でバーディーを奪って立て直し、最終日を1アンダー「70」でまとめて逃げ切った。今大会開幕前の世界ランキングでは自身の上に12人の同胞選手が立ち、東京五輪の出場権獲得は厳しい状況となっていたが、弾みのつく優勝となった。(c)AFP