【1月17日 AFP】ブラジルの裁判所は15日、2016年リオデジャネイロ五輪の会場だった五輪公園の全施設について、安全上の懸念を理由に一時閉鎖するよう命じた。

 南米初開催となったリオ五輪をめぐっては、125億ドル(約1兆4000億円)もの巨額費用や、会場建設にまつわる汚職スキャンダルなどが激しい非難を浴びていた。

 リオデジャネイロ地裁は、施設の安全性を担保する書類が確認できるまで五輪公園の施設で大型イベントを禁止するよう求めたリオ地検の主張を支持。裁判官は、五輪公園ではコンサートや展示会などが定期的に開催され、現在も大勢の人々が集まることから「人々の安全を確保する」ため一時閉鎖の判断を下したと述べた。

 リオ市長室は上訴する意向。(c)AFP