【1月22日 CNS】中国・黒竜江省(Heilongjiang)のハルビン太平国際空港(Harbin Taiping International Airport)は1日午後、2019年のフライト数は前年比0.6%増の14万6671便で、空港利用者数は同1.7%増の2077万人に達したと発表した。利用者数は4年連続で中国東北部4大空港の中で1位となった。

 ハルビン空港は近年、航空路線の拡大を続けている。国際線では、済州航空(Jeju Air)によるハルビン(Harbin)─韓国・ソウル便、吉祥航空(Juneyao Airlines)によるハルビン─大阪便の開設を実現。さらに、ハルビン─ロシア・ウラジオストク(Vladivostok)間で中国国産のARJ21飛行機の国際飛行を実現した。

 この1年の間では、ベトナムのニャチャン(Nha Trang)とダナン(Da Nang)、マレーシアのクアラルンプール、インドネシアのジャカルタ、ロシアのカザニ(Kazan)の新ルートが追加され、新潟、大阪、ソウル、ウラジオストクのルートで便数を増やし、済州、清州(Cheongju)、名古屋の運航ルートを復活させた。

 ハルビン空港では現在、国内・海外の航空会社53社が運航、201の国内・国際ルートが開通し、113の都市と結ばれている。ハルビンから国内の主要都市、ロシア、日本、韓国、シンガポール、タイなどを結ぶ空のネットワークを形成している。

 将来的にはハルビン空港から北東アジア、欧米の国際ハブ航空とのつながりを強化し、中国東北部の総合交通センターになることを目標としている。(c)CNS/JCM/AFPBB News