【1月6日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2020)は5日、総距離7500キロの過酷な戦いが幕を開け、トヨタ(Toyota)から初出走したフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元王者フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso、スペイン)は11位で第1ステージを完走した。

 元F1王者として初のダカール制覇という歴史をつくることを目指すアロンソは、二輪部門で通算5度の総合優勝を誇るマルク・コマ(Marc Coma)をナビゲーターに迎え、初挑戦の落とし穴にはまることなくステージを走りきった。順位は優勝したミニ(Mini)の伏兵バイドタス・ジャラ(Vaidotas Zala、リトアニア)から15分以上遅れた11位だった。

 ステージはミニ勢が1位から3位までを独占し、総合優勝13回のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)がジャラから2分14秒遅れた2位でフィニッシュした。カルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)がこれに続いた。

 トヨタの前回王者ナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は200キロメートル過ぎまではトップを走っていたが、マシントラブルが発生して最終的には4位でステージを終えた。

 また、ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)で2回優勝しているRDリミテッド(RD Limited)のロマン・デュマ(Romain Dumas、フランス)は、わずかに65キロを走ったところでマシンが炎上。その様子を遠くから見つめることしかできず、開幕早々での帰国を強いられた。

 二輪部門はKTMの前回王者トビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)がステージを制した。(c)AFP