【12月28日 AFP】2019-20アルペンスキーW杯は27日、イタリア・ボルミオ(Bormio)で男子滑降第3戦が行われ、ドミニク・パリス(Dominik Paris、イタリア)が難コースで名高いステルヴィオ(Stelvio)峠で3年連続の勝利を飾った。

 全長約3250メートルで高低差が約1000メートルにも及ぶステルヴィオの峠で、パリスは1分49秒56をマークし、ベアト・フォイツ(Beat Feuz、スイス)を0秒39差の2位、マティアス・マイヤー(Matthias Mayer、オーストリア)を0秒42差の3位に抑えた。

 パリスは、W杯で今季初勝利にして通算17回目の優勝を記録。そのうち13回は滑降で成し遂げており、2008年のデビュー以降では通算35回目の表彰台入りとなった。また、ボルミオでは2012年の滑降と昨年のスーパー大回転を含む通算5勝目をマークしている。

 今季のW杯の順位では、ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)が合計379ポイントで総合首位を維持しており、パリスが合計349ポイントで6位から総合2位に浮上した。パリスは種目別の滑降でも2位につけている。

 同国バルガルデナ(Val Gardena)で行われる予定だった前週の滑降は豪雪でキャンセルされ、ボルミオでは28日に第4戦も行われる。(c)AFP