【12月15日 AFP】2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦、第13回プレジデンツ・カップ(2019 The Presidents Cup)は14日、オーストラリア・メルボルンのロイヤルメルボルンGC(Royal Melbourne Golf Club、パー71)で3日目が行われ、世界選抜は10-8でリードを守った。

 午前中のフォアボールで2.5-1.5と上回った世界選抜は、午後のフォアサムで1-3と一気に点差を詰められたが、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas)/リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)組と対戦したアブラハム・アンセル(Abraham Ancer、メキシコ)/マーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)組が、10ホールを終えて5ダウンと大幅リードを許したところから最終18番で引き分けに持ち込み、0.5ポイントをもぎ取った。

 最終日のシングルス12試合で優勝がどちらに転ぶかは分からない状況だが、アンセル/リーシュマン組が奮闘を見せた世界選抜は、1998年大会以来、2回目の優勝へ自信を深めている。

 世界選抜のアーニー・エルス(Ernie Els)主将は「信じられない。まさに死の淵からの生還だよ。8、9ホールを終わって4ダウンや5ダウンの状況から巻き返して結果を出せたんだから、これは逆転だ。これで勢いが出る」とコメントした。

「われわれはリードを失いかけていたが、素晴らしくガッツのあるプレーをしてくれた。きょうの彼らほど誇らしく、うれしいものはない」 (c)AFP/Martin PARRY