【12月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は5日、チームが121-96で勝利した前日のユタ・ジャズ(Utah Jazz)戦で、靴下のままサイドラインを飛び出してチームメートのプレーを喜んだことについて自己弁護した。

 この日、出場時間は30分にも満たない中で20得点を記録したジェームズは、すでに自身が試合を退いた終盤、自分のシューズにサインしてファンの子ども2人にプレゼントした。しかし、終了間際にチームメートのカイル・クーズマ(Kyle Kuzma)が2本のブロックショットを決めると、興奮を抑えきれずに靴下のままベースライン付近に出てタオルを振りながら飛び跳ねていた。

 するとジャズサイドのテレビ解説者は、ジェームズの行為が敬意を欠いていると批判した。

 ジェームズは自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに、「これ以上はもう十分だという最高のレベルで仕事をした後、いつも自分が刺激を与えている小さい子たちにシューズをプレゼントして、喜んでくれたらなと思った。そして、チームメートの活躍を自分のこと以上に喜んでいたら批判された」と投稿した。

「みんな。それが自分たちの生きている世界だ。同時に自分の人生でやりたいことを邪魔させてはならない。人生の旅路においては否定的なこと、マイナスのエネルギー、憎しみ、ねたみなど、いろいろなものが自分を落とそうとしてくる。だが、それにどう対処するかは自分次第だ」

 ジェームズは今回の批判を受け入れられないというより、自分自身に関して許せないことがあった。審判には気づかれなかったものの、リプレー映像で明らかなトラベリングの反則を犯していたことを知り、自分に「不具合」があったと認めていた。

 映像ではコート中央までドリブルで上がったジェームズが、ボールを手のひらに乗せたまま2、3歩踏み出している様子が確認されたが、ジャズのボヤン・ボグダノビッチ(Bojan Bogdanovic)のアピールにもかかわらず、審判の目を逃れていた。

 ジェームズは試合後、チームメートのケンテイビアス・コールドウェルポープ(Kentavious Caldwell-Pope)とジャズのノバン・ミッチェル(Donovan Mitchell)がコート上で衝突していたことに気をとられていたと説明し、「あれは最低だった。自分のキャリアの中でも最悪の一つだったかもしれない」とすると、「ハーフタイムまで自分では気づいていなかった。コーチの一人が見せてくれた」と報道陣に語った。(c)AFP