【11月21日 AFP】性犯罪歴があった米富豪ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告との交友関係をめぐり批判を浴びている英国のアンドルー王子(Prince Andrew、59)は20日、当面の間、公務から身を引く意向を表明した。

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 エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の次男であるアンドルー王子は16日のBBCとのインタビューで、エプスタイン被告との交友関係を擁護。これを受け、王子が支援する組織や団体の間では、支援の継続辞退や内容見直しの動きが広がっていた。

 アンドルー王子は電子メールでの声明で、エプスタイン被告とのつながりが王室や慈善団体、関係団体にとって「大きな弊害」となっていることを認識したとし、「女王に当面、公務から身を引くことが可能かを尋ね、許可を得た」と述べた。

 性行為のために少女らの人身取引を行った疑いで逮捕されたエプスタイン被告は今年8月、勾留中に自殺。同被告は2008年にも、金銭と引き換えに少女らからマッサージを受けていたとして有罪判決を受け、収監されていた。(c)AFP