【11月18日 AFP】19NFLは17日、第11週の試合が各地で行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)はジュリアン・エデルマン(Julian Edelman)のトリックプレーなどでフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)に17-10で競り勝ち、19シーズン連続の勝ち越しを決めた。

 両チームにとって、この日は試合のなかった週明けの一戦で、またイーグルスが41-33で熱戦を制し、初のNFL王者に輝いた2018年のスーパーボウル(Super Bowl LII)の再戦だった。

 その中でペイトリオッツは、第3クオーター開始からの10プレーで84ヤード前進してタッチダウンを記録。最後はエデルマンがQBトム・ブレイディ(Tom Brady)から横パスをもらい、フィリップ・ドーセット(Phillip Dorsett)への15ヤードのタッチダウンパスを通した。

 チームを率いるビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)は「良い読みだった」「これで彼のQBとしての評価も高く保たれる。ジュリアンの素晴らしいプレーだったね」とコメントした。

 ペイトリオッツは他にニック・フォーク(Nick Folk)がFG3本を成功させ、ブレイディはパス47本中26本成功で216ヤードを獲得した。また19シーズン連続の勝ち越しは、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)が1966年からマークした史上最長20シーズン連続まであと一つに迫る記録となっている。

 対するイーグルスは、QBカーソン・ウェンツ(Carson Wentz)がパス40本中20本成功で214ヤードを獲得し、ダラス・ゴーダート(Dallas Goedert)が1タッチダウンレシーブを決めたが、連勝は2で止まり、シーズンの戦績は5勝5敗の五分に戻った。

 その他の試合では、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)が41-7でヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)に大勝した。ラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)は、4タッチダウンパスを決めてデショーン・ワトソン(DeShaun Watson)との注目の新星QB対決に勝利。特に第2クオーターには2回の長いドライブで攻撃を操り、前半14-0のリードにつなげてチームを6連勝に導いた。

 ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)は27-23でデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)を退けた。前半は0-20と圧倒されたが、後半の4回のドライブをすべてタッチダウンに結びつけて逆転勝利を収めた。(c)AFP