【10月28日 AFP】ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(2019 Tour de France SAITAMA Criterium)が27日、さいたま市で行われ、ツール・ド・フランス ジャパンライダー(Tour de France Japan Rider)の新城幸也(Yukiya Arashiro)が優勝を飾った。

 ファンが詰め掛けた3.5キロの周回コースを17周するレースで新城は、チームイネオス(Team Ineos)に所属するツール・ド・フランス(2019 Tour de France)王者エガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)を2位、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)に所属するブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2019)王者のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic)を3位に抑え込んだ。

 通算7度のツールに出場している新城は、「日本人選手初優勝なので、あと20年くらいは語られるだろう。本当にうれしい、特別なこと」と語った。

 一方チームタイムトライアルには、4度のツール制覇を誇るチームイネオスのクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が出場。今年6月の恐ろしいクラッシュ以降では初めて大会に出場した。

 フルームはチームメートのベルナル、ホナタン・カストロビエホ(Jonathan Castroviejo、スペイン)と、熱烈な歓声の中でコースを1周したが、13チーム中12位に沈んだ。(c)AFP