【10月21日 AFP】20日に行われたラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)準々決勝のウェールズ対フランス戦で、相手選手に肘打ちを浴びせて一発退場となったフランスのLOセバスティアン・ヴァーマイナ(Sebastien Vahaamahina)が、「頭に血が上ってしまった」と過ちを認めた。

 ヴァーマイナは49分、ウェールズのFLアーロン・ウェインライト(Aaron Wainwright)に対する肘打ちでレッドカードを提示された。この時点で9点リードし、試合の主導権を握っているようにみえたフランスは、結局19-20で敗れてベスト4入りを逃した。

 その後、フランスのテレビTF1のウェブサイトに、試合後の控室で、ヴァーマイナが涙をこらえながらチームメートに話しかけている映像が投稿された。その中でヴァーマイナは「完全に頭に血が上ってしまったと思う」と話し、「言い訳のしようもない。だけど君たちの世代は素晴らしい」と、アントワーヌ・デュポン(Antoine Dupont)ら代表キャップ数が20試合以下の若手に向けて語っている。

 その一方で、主将のギレム・ギラド(Guilhem Guirado)と最も経験豊富なルイ・ピカモール(Louis Picamoles)は、試合後に代表引退を表明した。

 勝利したウェールズは、27日の準決勝で、日本を退けた南アフリカと対戦。26日に行われるもう一つの準決勝では、大会2連覇中のニュージーランドとイングランドが激突する。(c)AFP