【10月20日 AFP】19-20スペイン1部リーグは19日、第9節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は昇格組のマジョルカ(RCD Mallorca)に0-1で敗れ今季初黒星を喫し、首位の座をFCバルセロナ(FC Barcelona)に譲った。

 レアルがソン・モイシュ(Son Moix)でリーグ戦で敗れるのは、現在チームを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督、デビッド・ベッカム(David Beckham)氏、ロビーニョ(Robinho)らを擁した2006年以来13年ぶり。マジョルカは前半にラゴ・ジュニオール(Lago Junior)が決勝点を挙げて再び波乱を起こした。

 ラゴに余裕を持たせすぎてカットインを許し、失点のきっかけをつくったアルバロ・オドリオソラ(Alvaro Odriozola)は、その後退場となってチームの反撃ムードに水を差した。

「問題は3日おきに自分たちの力を証明しなければならないこと」とコメントしたジダン監督は、「それができていない。一貫性を持つ必要がある。今年何かを成し遂げたいのであれば、もっと必死にやらないと」と続けた。

 一方、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が得点を記録したバルセロナは、アウェーでSDエイバル(SD Eibar)に3-0で勝利して公式戦5連勝。シーズン序盤はつまずいたが、ペースを上げてきているチームは今季初めて首位に立った。

 バレンシア(Valencia CF)を本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)に迎えたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、先制したもののダニエル・パレホ(Daniel Parejo)に見事な直接FKを沈められて1-1で引き分けた。(c)AFP