【10月16日 AFP】19MLBは15日、プレーオフのナ・リーグ地区優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)は7-4でセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)を下し、シリーズ4連勝で球団初のワールドシリーズ進出を決めた。

 シリーズ3連勝でワールドシリーズ進出決定を目前としていたナショナルズは、赤いシャツを着たファンが詰め掛けた本拠地ナショナルズ・パーク(Nationals Park)でカージナルス先発のダコタ・ハドソン(Dakota Hudson)を打ち込むなど初回に一挙7点を奪うと、その後点差を縮められながらも逃げ切った。

 ナショナルズの先発投手パトリック・コービン(Patrick Corbin)は、巻き返しを図ったカージナルスに4点を許したものの、5回を投げきって降板するまでに12三振を奪った。

 シーズン序盤に19勝31敗としてプレーオフ進出の希望がほとんどなかったナショナルズにとっては、信じられないようなシリーズとなった。

 この日の勝利を前に、ナショナルズはシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)とともにワールドシリーズに進出した経験のない球団だった。また昨シーズンまでナショナルズはポストシーズンでは散々な結果に終わっており、地区シリーズを制したことすらなかった。

 ナショナルズは22日に開幕するワールドシリーズで、ア・リーグ優勝決定シリーズを戦っているニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)とヒューストン・アストロズ(Houston Astros)の勝者と対戦する。(c)AFP