【10月15日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の編成本部長を務めるアンドリュー・フリードマン(Andrew Friedman)氏は14日、今季チームはプレーオフのナ・リーグ地区シリーズで敗れたものの、デーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督を解任するつもりはないと述べた。

 9日に行われたワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)との地区シリーズ第5戦で敗れ、まさかのプレーオフ敗退となったドジャースのフリードマン氏は、ロバーツ監督は来季も指揮を執ると明かした。

 ロバーツ監督の契約は2022年まで残っているが、第5戦でドジャースが3-7で敗れた後、その采配には批判が集中していた。それでもフリードマン氏は、2016年の就任以降にロバーツ監督が収めてきた成績を見過ごしてはいけないと話している。

「全体的に素晴らしい働きだ」と評価するフリードマン氏は、「この4年を振り返って、デーブが成し遂げてきたことと他のチームの監督のそれを比較してみたらいい」「覚えている中でも最もつらい黒星の一つだったが、シーズンが突如として終了し、今はどのようにして10月に11勝する(ワールドシリーズを制覇する)かを考えている。われわれの構想では、デーブは間違いなく必要なピースだし、その過程で力になると思っている」と語った。

 ロバーツ監督は就任初年の2016年にドジャースを優勝決定シリーズに導くと、2017年と2018年は2年連続でチームをワールドシリーズに進出させた。

 しかし今季はレギュラーシーズンでチーム最多記録となる106勝を挙げ、ナショナルズとの地区シリーズ第5戦では3-1とリードしていたものの、8回から逆転負けを喫して2勝3敗で敗退が決定していた。(c)AFP