【10月13日 AFP】インドネシア辺境部の浜辺でゴンドウクジラ17頭が打ち上げられ、うち7頭が死んでいるのが確認された。当局者が12日、明らかにした。

 打ち上げられたゴンドウクジラは全て、体長およそ3~4メートルで、うち10頭は現場に近い東ヌサトゥンガラ(East Nusa Tenggara)州メニア(Menia)村の住民らが11日、辛うじて救出したという。

 地元の海洋保護局のトップはAFPに対し、ゴンドウクジラの皮膚に「岩に接触してできた傷がある」と指摘。救出活動の際にクジラが適切に扱われなかったことを示唆していると付け加えた。

 死んだ7頭のうち6頭は伝統的な儀式にのっとって葬られた一方、残り1頭は住民の一部が肉を得るため解体された。地元当局は死骸からサンプルを取得し、死因や打ち上げられた原因を調べるという。

 先の当局者によると、メニア村沿岸のコロウジュ(Kolo Udju)の浜辺では、2012年にも40頭超のクジラが打ち上げられたことがある。(c)AFP