【10月11日 AFP】中国・上海で10日、米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)対ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のプレシーズンマッチが行われた。

 試合に先立っては、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のダリル・モリー(Daryl Morey)ゼネラルマネジャー(GM)が香港の反政府デモを支持する内容のツイートをしたことをきっかけに、NBAが対立する米中間の板挟みとなり、中国でのプレシーズンマッチ2試合は開催が危ぶまれていた。

 モリーGMの立場とNBAの言論の自由を支持する姿勢に対し、NBA側と提携関係にあった中国のスポンサーなどが反発する中、この日の試合は中国国内で放送中止となった。

 会場の外では一部のファンがNBAのコミッショナーに抗議するバナーを掲げていたが、厳重な警備の中で試合は無事に開始。NBAのジャージーを着た中国人のファンも、お祭りムードでスター選手のレブロン・ジェームズ(LeBron James)らに大きな声援を送った。

 観戦に訪れたファンの男性は「ものすごく興奮している。ずっとレブロン・ジェームズを見ることを夢見ていたからね」「手汗がひどいよ」と話した。

 レイカーズとネッツはこの後、深セン(Shenzhen)に移動して13日にシリーズ2戦目を戦う。(c)AFP/Dan Martin