【10月7日 AFP】ラグビーイタリア代表のPR2人が、4日に行われたW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)南アフリカ戦での危険なタックルにより、3試合の出場停止を科された。

 出場停止になったのはアンドレア・ロヴォッティ(Andrea Lovotti)とニコラ・クアーリオ(Nicola Quaglio)の2人。ロヴォッティはチームが3-49で敗れた南アフリカ戦で、相手のドウェイン・フェルミューレン(Duane Vermeulen)を抱え上げて頭から落とすチップタックルで退場処分となり、指揮官のコナー・オシェイ(Conor O'Shea)ヘッドコーチ(HC)も「とんでもなく愚か」と評した。

 ロヴォッティと一緒にフェルミューレンにタックルした交代出場のクアーリオは、試合中に処分を受けることはなかったものの、終了後に懲罰委員会に呼び出された。本人は反則を認めつつ、レッドカードには当たらないと主張していたが、委員会は「両選手の行動がタックルの激しさに影響した」と判断した。

 フロントローを担う2人の出場停止によって、オシェイHCは必勝が求められる12日のニュージーランド戦に向けて、頭痛の種を抱え込むことになった。南アフリカ戦後、HCは「けが人が多く出ている。きょうは特に、プロップの打ち身や打撲が多かった。次の試合に向けて、状態が整っているベストな23人を探していきたい」と話している。(c)AFP