【10月7日 AFP】競馬の凱旋門賞(98th Prix de l'Arc de Triomphe、芝2400メートル)は6日、フランスのパリロンシャン競馬場(ParisLongchamp Racecourse)で行われ、ヴァルトガイスト(Waldgeist)が優勝してエネイブル(Enable)の3連覇を阻んだ。アンドレ・ファーブル(Andre Fabre)調教師は同賞8勝目を飾った。

 フランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手が手綱を取った1番人気のエネイブルは、最後の直線で抜け出して史上初の3連覇を成し遂げるかにみえたが、1馬身3/4差でヴァルトガイストに差し切られた。

 クリスチャン・デムーロ(Cristian Demuro)騎手とジャン・クロード・ルジェ(Jean-Claude Rouget)調教師がコンビを組んだソットサス(Sottsass)が3着だった。

 エネイブルは15度目のレースで2敗目。ジョン・ゴスデン(John Gosden)調教師は5歳牝馬の今後については明言せず、オーナーであるサウジアラビアのハリード・ビン・アブドゥッラー(Khalid bin Abdullah al Saud)王子の意向次第だとした。

 なお、日本勢の悲願の凱旋門賞制覇はならず、キセキ(Kiseki)の7着が最高だった。(c)AFP/Jed Court