【9月30日 AFP】29日に行われたラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のジョージア対ウルグアイ戦で、試合後にロシアの音楽が流れたことについて、大会を統括するワールドラグビー(World Rugby)が謝罪した。

 ジョージアは33-7で勝利したが、試合後にロシアの音楽が流れ、ミルトン・ヘイグ(Milton Haig)ヘッドコーチ(HC)が「はっきりさせたいのは、ジョージアはロシアではないということ」「流れたのはロシアの曲。ジョージアの歌手が歌っていたが、ロシアの曲だ」と憤慨。ジャバ・ブレグバゼ(Jaba Bregvadze)主将も「ロシアの音楽を流した人には、次は間違えないよう、お願いしたい」と話していた。

 これを受け、ワールドラグビーは広報を通じて「ジョージアのわれわれの友人に、不快な思いをさせてしまったことを心から謝罪します」「今後二度とこういうことがないよう、組織委員会とこの件について話し合いました」と発表した。

 ジョージアは2008年にロシアとの紛争に敗れ、両国は外交関係を断絶。一方でロシアはジョージア(当時のグルジア)領とされる二つの地域の独立を承認して、現地に軍隊を駐屯させており、両国の緊張は今も続いている。(c)AFP