「本当に大切なもの」
このニュースをシェア

平和な世界を、と言われて多くの人が早い段階で思いつくのは、戦争をなくそうということだと思う。そこで、そもそも平和とは何かについて、もう少し深く考えてみたい。
この写真では、火山の噴火の警戒レベルが上がったことにより、避難した母親とその子どもが一緒に昼寝をしている。普段暮らしている家を離れざるを得なくなったこの状況下で、子どもは無垢に昼寝をし、母親は少し笑っている様な表情で昼寝をしている。
この写真を通して僕は、平和とは日々を安心して暮らせるということであり、自分にとって本当に大切な必要最低限のものがしっかり守れる状況であり、それらが失われる心配がない状況なのではないかと考えた。
そして、日本も含めて、モノが多い国では今以上の生活のためという欲に次の一歩を踏み出して、安心できる日常という、本質的に大切なことを今まさに捨て去ろうとしている事実に気づくべきではないか。
(ペンネーム:kmn)[東京電機大学]