【9月26日 AFP】(更新)インドネシア東部のマルク諸島(Maluku Islands)で26日午前8時46分(日本時間同)、マグニチュード(M)6.5の強い地震が発生し、少なくとも20人が死亡した。

 米地質調査所(USGS)によると、地震が発生したのはマルク(Maluku)州の州都アンボン(Ambon)の北東約37キロで、震源の深さは29キロ。

 同国の国家防災庁報道官は死者数を新たに発表し、「少なくとも100人が負傷し、2000人超が避難している」と述べた。犠牲者の中には幼児1人が含まれるという。

 これに先立って行われた地元の救援当局の説明によれば、落下してきたがれきによって複数人が死亡した他、高台に逃げようとしてオートバイに乗っていた女性が転倒して死亡。さらに崖崩れで土砂に埋もれた1人が死亡した。

 インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)の地震・津波部門トップは、「(地震の)衝撃はアンボン市内とその周辺地域の各所で感じられた」と説明。「多くの人々が揺れによって目を覚ました…トラックが通り過ぎたような感じだった」と話した。(c)AFP