【9月22日 AFP】先月行われたフォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)第9戦ベルギーのクラッシュで負傷したファン・マヌエル・コレア(Juan Manuel Correa)が、人工的な昏睡(こんすい)状態を脱したことが分かった。同選手が所属するザウバー・ジュニアチーム(Sauber Junior Team by Charouz)が21日、発表した。

 エクアドル系米国人のコレアは、先月31日にスパ・フランコルシャン(Spa-Francorchamps)で開催されたレースでアントワーヌ・ユベール(Anthoine Hubert)選手と時速270キロで激突。

 このクラッシュで、20歳のコレアは両脚と脊柱を骨折したほか、急性呼吸不全に陥り、人工的な昏睡状態に置かれていた。一方、22歳のユベール選手は、レースから1時間半後に帰らぬ人となった。

 発表文を出したザウバーは、コレアについて「回復不能のけがになるリスクを最小限に抑えるため、大手術へ向けて時間との闘い」を強いられていると述べ、「医療的な優先順位は、肺から2週間以上前に負傷した両脚に変わっている」と付け加えた。(c)AFP