【9月22日 AFP】シリア南部クネイトラ(Quneitra)県で21日、爆発物を搭載した無人機が撃墜された。同国では19日にも無人機が撃墜されたばかり。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。

 SANAによると、無人機はクネイトラ県の田園地帯に位置するジャバルアルシェイク(Jabal al-Sheikh)の外れで撃墜され、当局に解体された。爆弾とプラスチック爆薬C4を搭載していたという。

 無人機の出どころは不明だが、SANAは「西から飛来した」と報じた。

 イスラエル軍のアラビア語担当報道官、アビチャイ・アドリー(Avichay Adraee)氏はツイッター(Twitter)で無人機の出どころについて、イスラエルではなくおそらくイランとの見解を示し、「確かなのは、(イスラエル軍の)無人機ではないということだ」と主張した。

 SANAは、19日にも首都ダマスカスの南に位置するアクラバ(Aqraba)で対空防衛システムにより無人機が撃墜されたと報じたが、その出どころは明らかにしなかった。

 在英NGOのシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は20日、アクラバで無人機が撃墜されたことを確認したが、撃墜したのがシリア政権側の部隊なのか、同盟関係にあるレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)なのかの裏付けは取れなかったと発表した。(c)AFP