【9月16日 AFP】日韓の間で貿易や歴史問題をめぐる対立が続く中、韓国では不買運動の影響で、日本産ビールの輸入額が先月、昨年同月比で97%減少した。16日に公表されたデータで明らかになった。

 韓国貿易統計振興院(KTSPI)によると、日本のビール関連企業は8月、22万3000ドル(約2400万円)相当のビールを韓国へ輸出。前年同月の757万ドル(約8億1600万円)から97%減少した。

 KTSPIによると貿易をめぐる対立以前は、自国産ビールよりも日本産の方が長らく韓国国民に人気があり、輸入額で2010年以降、日本産ビールが首位の座を保持し続けていた。

 KTSPI関係者はAFPに対し、「日本は先月、ランキングで13位に転落した」と述べ、韓国の輸入ビール市場では現在、中国産やオランダ産、ベルギー産が上位のシェアを誇っていると語った。(c)AFP