【9月16日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)にある中南民族大学(South-Central University for Nationalities)の新入生にとって、8月31日は学校に入学して初めての日だ。学校側は、保護者らに無償で「宿泊施設」を提供。当日、新入生の保護者約300人が、同校の体育館の床に寝具を敷き、一夜を過ごした。

 これは、同校にとって20年続けてきた伝統でもある。

 入学シーズンになると、宿泊施設の需給バランスが一時的に崩れ、学校周辺の宿泊施設は予約できないばかりか、価格が跳ね上がる。新入生の子どもの付き添いでやってきた保護者らは、どこに宿泊するかという問題に直面する。そのため、一部の学校では、公共のスペースを開放し、宿泊に必要なものなどを無償で提供して保護者に便宜を図っている。(c)CNS/JCM/AFPBB News