【9月12日 AFP】米国家安全保障会議(NSC)は11日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の科学顧問で、地球温暖化に懐疑的な立場で知られるウイリアム・ハッパー(William Happer)氏が辞任したと発表した。

 ハッパー氏はNSCで新技術担当の副補佐官を務めていた。NSC報道官によると「学問の世界に戻る」という。

 ハッパー氏は化石燃料の使用について、温室効果ガスを発生させて温暖化の促進につながるどころか、地球に良いと主張しているが、一般的にはこの理論は信ぴょう性がないと受け止められている。

 同氏はまた、地球温暖化がやがて不可逆的な臨界点を迎えて歯止めがかからなくなるとの理論は「プロパガンダ」であり「化学的に無知」だとも主張している。(c)AFP