【9月9日 AFP】19NFLは8日、第1週の試合が行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)はQBトム・ブレイディ(Tom Brady)の活躍でピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)を33-3で下し、スーパーボウル(Super Bowl)連覇に向け初戦を白星で飾った。

 3本のタッチダウンパスを含む、36本中24本のパスを成功させた42歳のブレイディは、この日341ヤードを獲得。ホームでの自身のスティーラーズ戦の通算戦績を6戦全勝とした。ブレイディがフィリップ・ドーセット(Phillip Dorsett)に2本、ジョシュ・ゴードン(Josh Gordon)に1本タッチダウンパスを通したペイトリオッツは、スティーヴン・ゴストコフスキー(Stephen Gostkowski)が4本のフィールドゴールを決めた。

 一方、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)は、昨季の最優秀選手(MVP)パトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)が3本のタッチダウンパスを成功させるなど378ヤードを獲得し、40-26でジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)に勝利した。

 サミー・ワトキンス(Sammy Watkins)は三つのタッチダウンを含む9レシーブで自己最多となる198ヤードを記録。けがで病院に運ばれたタイリーク・ヒル(Tyreek Hill)が交代してからは、マホームズのトップターゲットとなった。この試合では、デビュー戦となったジャガーズのQBニック・フォールズ(Nick Foles)も第1クオーターの途中に左鎖骨を骨折している。

 また、ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)は30-27でカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)を下したが、Sエリック・ウェドル(Eric Weddle)が頭部に恐ろしい裂傷を被った。第2クオーター残り6分を切った場面で、ウェドルは右のサイドラインに向かって走っていたパンサーズのクリスチャン・マキャフリー(Christian McCaffrey)へのタックルを狙った。

 しかし、それを飛び越えようとしたマキャフリーの膝がウェドルの右ヘルメットに入り負傷。結局ウェドルは流血した傷の治療と脳振とうの検査を行うためフィールドを後にした。(c)AFP