【8月26日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2019)プレーオフ最終戦、ツアー選手権(TOUR Championship 2019)は25日、米ジョージア州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club)で順延になっていた3日目の続きと最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算18アンダーで逆転勝利。2016年以来2回目となる最終戦優勝と年間王者のタイトルを手にした。

 6人の負傷者を出した雷雨の影響で前日に順延となっていた大会は、3日目の残りを終えた時点で、18番でバーディーを奪ったブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が通算15アンダーで首位を奪取。マキロイは1打差の2位タイで最終日のラウンドをスタートさせた。

 すると3日目の勢いを維持できず、最終ラウンドで崩れたケプカを尻目に、マキロイはスコアを4ストローク伸ばす「66」をマーク。同じ2位タイから出たザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)に4打差をつけて優勝し、プレーオフの優勝賞金1500万ドル(約16億円)を手に入れた。フェデックスカップで2回目の総合優勝を飾るのは、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)に続いて史上2人目となる。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は最終日に1オーバーとスコアを伸ばせず、通算5アンダーの9位タイで大会を終えた。

 マキロイは昨年のこの大会で、最終日にミスを連発して優勝争いから脱落し、ウッズの復活優勝のきっかけをつくっていただけに、その悔しさを晴らす優勝となった。

 マキロイは「去年は暗い気分で18番を進んだ。ひどいプレーで、最終組に入っていたのにタイガーとの争いに持ち込めなかった」「きょうは世界ナンバーワンとの対決で、フェデックス・セントジュード招待(2019 FedEx St.Jude Invitational)ではやられていたから、リベンジがしたかった」とコメントした。

「ブルックスの横でこれだけのプレーをして優勝し、フェデックス・カップを取れて最高だ。去年との違いに自分でも驚いている」 (c)AFP