【8月24日 AFP】フィンランドのミカ・リンティラ(Mika Lintila)経済相は23日、ブラジル・アマゾン(Amazon)の熱帯雨林で発生している大規模な火災をめぐる同国のジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領の対応に対する抗議として、同国産牛肉の輸入禁止措置を欧州連合(EU)で提起すると発表した。

 リンティラ経済相は、森林破壊について強く非難し、「EUとフィンランドは、ブラジル産牛肉の輸入を禁止する選択を至急検討する」と述べた。フィンランドは現在、輪番制の欧州理事会(European Council)議長国。

 リンティラ氏は、「今、EUから効果的な行動を起こす必要がある。EU各国の経済相が9月にヘルシンキを訪問するまでに何も進展がなければ、経済相らとこの問題を提起する用意がある」と主張した。(c)AFP