【8月24日 AFP】(更新)北朝鮮は24日朝、短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を2回、日本海(Sea of Japan 韓国では東海 East Sea)に向けて発射した。韓国軍合同参謀本部(JCS)が発表した。

【動く図解】北朝鮮の弾道ミサイルの推定射程

 JCSは「軍は、2発の短距離弾道ミサイルと推定される未確認の飛翔体を確認した」と発表。さらなる発射がある場合に備え、北朝鮮国内の動きを監視していると発表した。飛翔体は約380キロメートル飛行した。飛行中の最高高度は97キロメートル、最高速度はマッハ6.5に達したという。

 岩屋毅(Takeshi Iwaya)防衛相も記者団に対し、北朝鮮が国連(UN)決議に違反して「弾道ミサイル」を発射したとの見方を示し、「距離、種類にかかわらず看過できるものではない」と述べた。

 米政府高官は、日韓と密接に連絡を取り合って状況を注視していると述べた。

 韓国政府は日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表したが、韓国軍は今回の発射についての情報を日本側と共有していくと述べた。

 北朝鮮は、20日に終了した米韓合同軍事演習は北朝鮮侵略のリハーサルだとして抗議し、ここ数週間、短距離ミサイルの試射を繰り返していた。(c)AFP/Kang Jin-kyu