【8月22日 AFP】オーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways)は22日、米ニューヨークおよび英ロンドンと豪東部シドニーを結ぶ19時間の「超長距離便」を、10月から試験運航すると発表した。カンタスは同便の商業運航を目指しており、パイロットや乗客の健康面への影響を評価していく。

 3回予定されている試験飛行は10月に開始予定で、ボーイング(Boeing)787‐9型機を使用する。最大40人の乗客乗員が搭乗するという。

 搭乗者らは健診を受けることになっており、睡眠パターンや飲食も観察の対象となる。

 カンタスは昨年、豪西部パース(Perth)とロンドンを結ぶ初の直行便を就航させた。この便は17時間かかり、旅客機では世界一長いフライトになった。

 同社のアラン・ジョイス(Alan Joyce)最高経営責任者(CEO)は「オーストラリア東岸からロンドンやニューヨークへの直行便は、航空業界で最後となる真のフロンティアだ。わが社はこれを成功させるためのあらゆる基礎準備をしっかり行っていく」という方針を示した。(c)AFP