【8月21日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14の王者スタッド・トゥールーザン(Stade Toulousain)は20日、ジャパンラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロ(Yamaha Jubilo RFC)のHO日野剛志(Takeshi Hino)と短期契約を交わしたと発表した。

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 トップ14はW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)期間中も試合が行われる。現時点で日本代表メンバーに入っていない29歳の日野は、24日に行われるボルドー・ベグル(Bordeaux-Begles)との開幕戦でのデビューが見込まれている。

 トゥールーズはギョーム・マルシャン(Guillaume Marchand)が頬骨を骨折し、その兄弟のジュリアン(Julien Marchand)は膝の靱帯(じんたい)を損傷。ペアト・モーヴァカ(Peato Mauvaka)はフランス代表に招集される見通しのため、フッカーの補強が急務とされていた。

 また、南アフリカのブルズ(Blue Bulls)から獲得したヤコーブス・ビザギー(Jacobus Visagie)はまだビザが取れていない。

 フランス代表を数多く抱えるトゥールーズは、9月20日から11月2日のW杯期間中、その穴埋めとしてパートナーシップ契約を結ぶヤマハから複数の選手を迎え入れる可能性がある。

 ヤマハのオーストラリア人LOリッチー・アーノルド(Richie Arnold)はすでにトゥールーズに加入していて、逆にトゥールーズからは若手のヤニック・ユーユート(Yannick Youyoutte)とのカールロビン・マランダ(Karl-Robin Malanda)がヤマハに加わる。

 なお、W杯の日本代表入りを目指す山田章仁(Akihito Yamada)も、同リーグのリヨン(Lyon OU)へのレンタル移籍が決まっている。(c)AFP