【8月14日 AFP】ブラジルの首都ブラジリアで13日、羽根やボディーペイントで装飾をした先住民の女性ら数千人が、極右のジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領が進める「ジェノサイド(大量虐殺)政策」に対する抗議デモを行った。

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 ボルソナロ氏は、地球温暖化との闘いで重要な鍵を握る熱帯雨林を、採鉱や農業の推進により開拓しようと計画している。

 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)が発表した最新データによると、アマゾンの森林破壊はここ数か月、昨年に比べて著しく進んでいる。これについて活動家らは、ボルソナロ氏が気候変動に懐疑的な発言を行っているせいだと非難している。

 弓矢や槍を手に国会議事堂に向かってデモ行進を行った先住民の女性たちは、「存続のための抵抗」と書かれた横断幕を掲げ、先住民の土地のさらなる保護を求めた。(c)AFP